映画・テレビ

2018年1月 1日 (月曜日)

恋愛の衰退(消滅)とおっさん萌えの始まり

■月9というフジのドラマが死んだ

90年代を作ったフジテレビが苦境に立たされている。その一つが恋愛ドラマの視聴率低迷。かつて花形だったドラマ産業のトップが月9だった。月9という言葉も元々なく、人気を博しブランド化したのが月9だった。ちなみに他社は恋愛要素抜きでヒットしたのが半沢直樹になる。

■恋愛という消費財の終わりの始まり

恋愛を産業としてプッシュしたのが80年代から90年代である。これは若者殺しの時代という本で詳しく書いてある。おっさん世代はティファニーの三連リングを買い求めたのである。ちなみに価格は大学生がバイト代一ヶ月分として設定していた。当時10万ちょっと。

若者殺しの時代 (講談社現代新書)
講談社  著者:堀井 憲一郎  価格:756円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

■恋愛のない要素、おっさん萌え(ホモソーシャル)

これからはかわいいおっさんの関係性萌えである。

1.おっさんだから露骨な恋愛感情を必要としない無恋愛性

2.おっさん同士だから婦女子が好きな要素、関係性萌えがある

3.かわいいおっさんかどうかが重要。

恋愛要素が不要というわけではない。ヒット映画は旬な女優俳優の順列組み合わせで恋愛映画を量産している。

シンゴジラは恋愛要素を全部切って成功した。あの映画が評価されるのは映画産業の公式から外れてヒットしたからである。君の名はは恋愛映画だが恋愛ノスタルジーとしての映画と捉えるのが正しいらしい。他で例えると熱血が終わった時代に見る熱血映画である。

■フジのおちゃらけ路線と(他局の)真面目路線

フジが終わったのは、すかしの文化が終わって、真面目路線が受けているから。島田紳助はよく読んでいて感動路線に行った。彼は正しかった。

これはかつて真面目なフォークが廃れて明るい勝手にシンドバットが受けたことの反対である。

2017年11月26日 (日曜日)

漫画の実写化はなぜダメか

https://togetter.com/li/1173347

マーベルの話があるけど日本は・・・

リスク分散で製作委員会方式をとっているので、金も出すが口も出す。一貫性がなくなる。ちなみにゴジラは東宝一社提供(10数億)なのでこの点はクリア。ただしダメ要素が入る余地があった。監督とプロデューサーが頑張って庵野に脚本を任せた。スタッフと揉めたけど監督が頑張った。

日本の映画はキャストありきなのでその要望に沿うようになる。よってプロモーションみたいな映画になる(進撃の巨人)。

もっと切実なのはその方が実際客が入る。ちなみにテレビドラマも似たようなもので役者じゃなくてキャストありき。ネット系の作品もそれというのが出ているらしい。よってイケメンとアイドルを順列組み合わせの作品が何本も出る。山田玲司先生曰く、たのきんトリオの実績かららしい。

役で色がつくとCMが来なくなる。昔テレビがすごかった時代、年間CM三本出れば暮らせたらしい。芸人の人が言っていたのでたぶん役者も同じ系譜だと思う。

よって脚本が腐ってくる。でもお金入る。

才能は個人に宿ると思うけど、それを任せるのは危険ということで普通の人は映画を見ない。日本人は平均すると年一本計算(一億回鑑賞)。

だから割り切ってヤマトはCGを見ましょう。

ポーの一族実写版はすごいらしい(宝塚版)。

2017年11月17日 (金曜日)

めちゃイケ終了はテレビの高齢化

ずっとこの説を唱えているのだが、もう一つは出演者の高齢化。

最初にテレビの高齢化問題

いみじくもめちゃイケメンバーの鈴木紗理奈がテレビを見ていないと発言していたがこれが肝である。つまりあの年代は育児で忙しい。そしてテレビは同年代を笑わすという島田紳助の方程式により紗理奈の同年代はテレビを見る暇がない。だから視聴率は落ちる。

もう一つは新人視聴者が入ってこなかった。一応新メンバーオーディションをやって入れているのは多分下の世代を入れたかったのかもしれない。ただ、視聴者はごっそりスマホに行っているので同年代は見ていない。プロ野球で置き換えると、新しい選手が入ってこないのでロートル(めちゃイケメンバー)が40近くまで現役でいられたということである。プロ野球の平均引退年齢は30歳。タレント=視聴者である。だから岡村隆史が番組を持った26歳という年齢と同じように、この年代のタレントを連れてきて若者の視聴率が取れないときつい。ダウンタウンも確か26歳で冠番組を持った。

つまり下からの突き上げがなかったから番組が続いてしまったという説です。もちろん維持するだけでものすごく大変だろうということは前提です。

ライバルが現れないと思っていたら、別の種目に行っていたのがテレビだと思います。

タレントの高齢化は体の動きや頭の働きに切れがなくなるのでどうしても緩慢になる。これはビートたけしが40を過ぎて思うように反応できなくなって映画に行ったという話に似ている。

お笑い第何世代という表現がある。新しい世代が出てこなかった。今お笑いの中心は40台である。90年代最強のテレビ世代である。要するにテレビの中で世代交代が起きずにそのまま高齢化した。世代交代はメディアでかつて映画からテレビになったように、テレビからスマホになった。だからロートルが真空管の様に生き残って、新世代は半導体に行った。

2017年11月 7日 (火曜日)

かつて明石家さんまが指摘していた岡村隆史のこと

めちゃイケが終了して思い出したのがメンバーが高齢化したときどうするかということ。岡村隆史の芸風は、ダンスを見せているように動きであった。だが加齢でどうしても動きが鈍くなる。20年もやり続けた方がすごいですけど。

かつて明石家さんまが岡村に「お前は動きだけや」と言ったらしい。実際はコント形式でさんまが岡村を演じ、岡村がさんまを演じたときに出た話である。これが必要やと言ってしゃべりが必要と指摘していた。

40超えてあの動きはすごいがテレビだとOB戦の野球的な面白さなんだよね。最先端ではない。

2017年11月 5日 (日曜日)

嫌なら見るなから ネットに食われたテレビそしてめちゃイケ終了

ナインティナインの岡村隆史が言った嫌なら見るな事件は調べたら2011年8月らしい。フジテレビデモと同じ月。今年は2017年でめちゃイケ終了。博多華丸大吉の大吉先生がラジオで今の若い子はテレビがわからないという話題を出したのが2014年。

テレビは若い人は本当に見ていない。統計上三〇代から下は見ていない。すべてネットというかスマホに取られた。フジテレビデモはフジの感性がずれていることを示したと受け取れなかった。ブームはテレビが作るからネットが作るに変わった。でも実はテレビの宣伝効果は大きいんですけどね。特に映画はテレビがないと駄目だそうです。

問題はネット対応ができていないフジが、どういうことができるのかということかな。

芸人の高齢化というのが問題で要するに新規のお客がついてないということなんだよね。

2017年11月 3日 (金曜日)

テレビ芸人の終焉 めちゃイケととんねるず打ち切りで

フジ「みなおか」&「めちゃイケ」来春終了 業績不振で大ナタ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171103-00000003-spnannex-ent

10年遅かった。彼らが全盛期はたぶん90年代からで、2000年前半でそれ以降は惰性。売れるのは10年くらい。例えば1995~2005年までが寿命だった。番組は1996年開始。なぜここまで残ったかというと、代わりになる芸人が出なかったから。

今の芸人はテレビで売れることが重要。M-1が輝いていたときに出た芸人が今でも売れている。でも、次世代が全然出てこない。M1優勝者を見ればわかるけど2008年のNON STYLEまでかな。M1は準優勝が売れたりするけど。

じゃあなんで今は売れないの?

テレビを若い人が見なくなったから。かつて伸助は(テレビの前にいる若い)同年代を笑わせろと言った。その同年代は今や40代に突入している。青春時代が2000年前後の人たちである。だから高齢化と共に売れる人が減ってくるのが実情。今の若い人30代から下はテレビを本当に見ていない。この世代を笑わせるのは大変である。なぜならテレビを見ないから。だからM!1チャンピオンは売れない。

2017年10月 9日 (月曜日)

宮崎勤事件と公正世界仮説 犯罪者は「普通」の人?

宮崎勤事件で当時作られた空気感の話が出ていました。

再現ドラマのつぶやき

https://togetter.com/li/1158801

それで思い出したのが公正世界仮説の話。

一番わかりやすい例が「性犯罪の被害にあった人は普通の格好だった」という「意外性」です。被害者が何かしら欠点があると思ってしまうので、実は普通の格好だったというのが意外性として現れてしまうのです。被害者が「普通以外」なら安心する。

公正世界仮説

公正世界信念の保持者が「自らの公正世界信念に反して、一見何の罪もない人々が苦しむ」という不合理な現実に出会った場合、「現実は非情である」とは考えず、自らの公正世界信念に即して現実を合理的に解釈して「実は犠牲者本人に何らかの苦しむだけの理由があるのだ」という結論に達する

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E6%AD%A3%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%BB%AE%E8%AA%AC

この事件は正確に言えば公正世界仮説とはずれると思います。しかし普通とは違っていほしいという心理がなかったといえば嘘になると思います。

さらに、テレビの縮図として変わり者ほどコンテンツ性が高い。ゆえに異常性にこだわる。犬が人を噛んでもニュースにならないが、人が犬を噛むとニュースになるのがメディアの世界です。

よってこの二つ、自分は普通であるという安心感(=犯罪を犯す人は普通ではない)と異常性を見世物にするテレビが複合的に重なったのが宮崎勤事件後ではないだろうか。

世代的にビデオ世代です。アオイホノオで示されたように、当時のオタクはベータ(ソニー製)のビデオデッキを買っていた(SL-J9)。だから収集してもおかしくないし、オタクみたいな人は物量が半端ないです。読書家だと家の床が抜けるくらい本を持っていたり、本が多すぎて家から出られないとかあります。本の津波はあります。

蔵書の苦しみ (光文社新書)
光文社  著者:岡崎 武志  価格:2,300円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

その前の世代だと漫画、その下の世代だとTVゲームですね。

普通っぽいが一番怖いのかもしれません。

凶悪―ある死刑囚の告発 (新潮文庫)
新潮社    価格:680円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

2017年4月 1日 (土曜日)

高視聴率より低コスト

これからの番組は低コストだとやしきたかじんが言っていたそうです。いくら視聴率が取れてもCM枠が埋まらなければどうしようもない。視聴率=高いCMというのはあくまで相関関係であった。低い視聴率でもコストが安くスポンサーがそれなりにいれば番組は続くのでしょう。

消えゆく2時間ドラマ 主演500万ギャラ等低コスパも原因か

2017年3月16日 (木曜日)

興行成績と賞レース またはスピルバーグ問題

映画監督として間違いなく成功しているのがスピルバーグである。しかし彼は米アカデミー賞を取るまで凄く苦労している。

君の名は。問題とは

賞が取れなかったことをぐだぐた書いているが、シンゴジラとこの世界の片隅にのすばらしさはマニアならわかる。ちなみに君の名は。は脚本賞と話題賞をとっている。

シンゴジラはいわゆるお約束的な要素、恋愛と家族愛は全部廃している。これは映画研究者の春日太一(博士)さんがラジオ番組で指摘しているように、日本映画の腐ったものを全部そぎ落としてシンプルに物語を見せたのがシンゴジラである。白黒時代の日本の一番長い夏がそれだった。

日本のいちばん長い日 [東宝DVD名作セレクション]
東宝  出演:三船敏郎,加山雄三,黒沢年男,佐藤允,中丸忠雄  価格:1,865円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

激動の昭和史 沖縄決戦 [DVD]
東宝  出演:小林桂樹,丹波哲郎,仲代達矢,森幹太,睦五郎  価格:6,440円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

監督の岡本喜八(長い夏)を庵野秀明(シンゴジラ)は尊敬している。

マジメとフマジメの間 (ちくま文庫)
筑摩書房  著者:岡本 喜八  価格:1,296円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

片隅には富野由悠季が言っていることが一番的を射ている。何を言ったかというと戦争を描くとすべてイデオロギーになってしまう。片隅にはそれがない。反戦映画はほぼそういったイデオロギーに毒されている。

そのあたりの話

http://ddnavi.com/news/358610/a/

新しい世界を示したのが2016年だった。君の名ははたぶん両作品がなかったら取っていたと思う。声の形が忘れられているが。

売り上げはあまりなかったが賞を取った作品。

桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray]
バップ  出演:神木隆之介,橋本愛,大後寿々花  価格:3,645円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

2016年8月 7日 (日曜日)

虚構だったリベラル

シンゴジラで色々あさっていたら気がついたことがある。あの作品は極めて現実的に描こうとしている。嘘はゴジラしか無い。それはポスターに出ている。

この設定で話を進めるとゴジラと対峙する(できる)のは政府(行政)しかない(行政の一部としての自衛隊)。さらにリアル路線なので女の子が泣いてゴジラが海に帰っていくという「奇跡」は使えない。故に政府は有能であり、これによってゴジラを倒すというシナリオしか無い。あとは自然に海へ帰っていくのを待つくらいか。これも運頼み。

虚構としての左翼リベラルはこの超現実的な回答に戸惑っているのだと思う。実際、震災で投入した最大兵力は自衛隊である。その後消防警察なので、これも行政組織である。最大の予算と人員を持っておりそれを動かせる権力は国レベルである。ゴジラに対処できる火力を持って運用できるのは国しかない。民間人が武器を持って戦うことを想像できない。結局、奇跡に頼るしか無い。しかし今回は奇跡は使わなかった。すると、頼れるものは政府しか無い。これを認めたくないとい思想があることがわかった。市民とゴジラが戦う姿はリアルにすればするほど想像できないことは無視して。

少女がゴジラと交信して厄難を振り払うというナウシカみたいな奇跡を使わない解決方法は政府がかなり有能であるという設定を使う必要がある。道具立てとしてそうしないと説得力がない。そのあたりにリアリティがないと思うなら仕方が無い。ただあの話し方は実際の官僚政治家を取材して役者に模倣させているので、あのレベルのことは出来ると思っていた方がいいよ。ゴジラは退治できなくても。

言いたいことはしっかりとした専門知識を持つ者以外に解決法を提示できるとは思えないということです。この映画の設定(フィクションライン)がかなり現実に近づけているので。一市民それも非専門家が何か出来るとは思えないし、出来てもそれは運頼みになってしまう。

ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ
グラウンドワークス    価格:10,584円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

より以前の記事一覧

2018年1月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

おすすめ

  • 高齢者向けテレビ用スピーカー

おすすめ(amazonウィジェット)

暇つぶし(アマゾン)

音楽

  • 癒しの音楽
  • 聞き疲れしないスピーカー

    音は良いのですが製品としての質が良くない。

    外付けサウンド(USB接続)

    ヘッドフォン端子の質があまり良くない。

    一万円前後のUSBオーディオ入門機

amazonウィジェット

  • 乾電池で動くデジカメ
無料ブログはココログ

Google Analytics




アクセスカウンター

  • 3カウンター