ニュース

2018年2月 9日 (金曜日)

クリームスキミングで地方を潰す方向に舵を切った

赤字31路線を一斉廃止へ バス会社、規制緩和に抗議

https://www.asahi.com/articles/ASL285SDXL28PTIL02B.html

割安運賃を売り物にする他社が、両備の数少ない黒字路線への参入を計画。

要するに儲かるとこだけやると、他の儲からないところを維持していた業者が耐えられなくなって、地方路線は廃止するようになる。これをクリームスキミングと言う。

まさか実際に起きるとは思わなかった。予測できたことをしたから。行政は反対できない。なぜなら議会が法律で決めたから。反対したら加計学園の獣医学部の二の舞になる。行政に許認可権はないので、一定の条件をそろえたら許可が出る(理屈の上では)。

電話料金についているユニバーサル料金はこの維持のためにある。地方への補助金も実際はこれと同じで、東京の税金を地方にばらまいている。その金を増額した張本人が都知事選に出たという悪いジョーダンがあったりする。

総務大臣時代は三位一体改革として、地方交付税を財政力の弱い自治体に優先的に配分する政策である特別枠制度を作りました。これは、企業などが自治体に納める法人事業税と法人住民税を地方に配分する仕組みであって、要するに東京都(大阪府、愛知県、福岡県など都市部)の地方法人税を、財政基盤の弱いほかの貧乏都道府県に振り分けるという施策であります。東京都民からすれば、東京都のために使われるべきカネが、この人の総務大臣時代の施策のお陰で東京都と無関係なところに流れていく仕組みができてしまったわけでありますね。

https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20160704-00059615/

JALが潰れかかったときに、その理由としてドル箱路線の金を赤字路線につぎ込んでいたからというのを聞いたことがある。ドル箱は札幌ー東京間でここを安くすると赤字路線のコストを回収できなくなるというのがクリームスキミングです。規制緩和でこの区間の独立航空会社ができましたけどね。エアドゥhttps://ja.wikipedia.org/wiki/AIRDO

経済用語図鑑
WAVE出版  著者:花岡 幸子  価格:1,944円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

2018年1月26日 (金曜日)

漫画の前に本棚は売れているのか?

出版、最後の砦マンガ沈む 海賊版横行で販売2ケタ減

出版科学研究所は25日、2017年の出版市場が前年比7%減の1兆3701億円だったと発表した。前年割れは13年連続で市場はピークの半分に縮んだが、関係者を驚かせたのはその内訳だ。最後の砦(とりで)の漫画単行本(コミックス)販売が13%減と初めて2ケタの減少に沈んだのだ。

以前、どこかの編集者が漫画の長期連載化で、本棚の物理的限界が来ると予想していた。(だから結論として電子化は必須だろうという予測だったかどうかはわからない。)漫画喫茶が流行るのは棚の限界とう説もあったと思う。ただその本棚も売れていないという話があるらしい。チラシ広告の表面から消えているという話で、すなわち庶民はすでに本棚(=書籍)は買っていないだろうという予測をしていた。

電子化が難しいのはデバイスなのか書店との関係なのかはわからない。以前、某家電メーカーが直販サイトを立ち上げるとき、自社の製品を扱っている販売店ともめたという記事を読んだ。

その電子化でもコストは物理的な本と変わらない。というより本が異常に安いのが日本だという。

暇つぶし産業として雑誌新聞はきつい。ガムが実はケータイ(スマホ)にとられた?という話は示唆的だと思う。

トーハンによると漫画本は全国の書店の売上高の19%を占める。書店の営業利益率は0.3%弱しかなく、漫画本が売れなくなればかなりの痛手になる。

2017年11月15日 (水曜日)

自民党と農協票

2017.11.13 自民党の農村離れ

http://www.jacom.or.jp/column/2017/11/171113-34019.php

凄く面白い分析。

自民党は小泉政権で古い自民党と決別したから、今でもその路線です。少し日和った安倍政権はそのまま民主党に変わった。だから政権復帰した自民党は今でも同じ路線です。

民主党が瓦解したのは本来民主党が取るべき政策を小泉さんが全部採ってしまった。ここで自民党の地方地盤とした政権から都市政権に脱皮したのです。全部一律にではないけど、基本的にこの構造です。公共事業は続けると思いますけどね。

あと、残っている政策は緊縮財政とプライマリーバランスと増税という激辛メニューですから、この政策で政権交代は難しいだろうね。

天下餅。小泉がついて、菅直人がこねて、安倍が食べる。

この本は自民党が地元利益誘導をすると結果として自民党離れが起きるという話です。一度インフラができれば用無しになるのと、インフラは取り外せないので自民支持しなくてもよくなる。

自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾
勁草書房  著者:斉藤 淳  価格:3,240円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

2017年10月20日 (金曜日)

漫画はいつ死ぬのか 連載貧乏論再び

どの産業もお金が入ってこないと質が下がる。音楽産業がよかったのは90年代で、今でもこの時代の音楽の質は最高だと思う。

マンガの生き字引、みなもと太郎先生の漫画の歴史

岩崎調べる学習新書 (1) マンガの歴史 1
岩崎書店  著者:みなもと 太郎  価格:1,080円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

以前から連載貧乏というのがあってそれが本格的になってきたんだなあと言うことですね。原稿料が据え置かれて単行本で回収する方法が確立され、それ前提で回っている。雑誌も雑誌だけで元を取れるのは数誌とか。原価率200%というのもあったと聞いた。

原稿料は最高ページ5万円という話もある。以前なら、みなもと先生によると月刊誌で月16ページで食えた時代があったとか。

マンガ原稿料はなぜ安いのか?―竹熊漫談
イースト・プレス  著者:竹熊 健太郎  価格:1,295円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

一部のものすごい売れている単行本でまかなっているのだと思う。ワンピースの初版がジャンプの部数を超えたあたりが一つの山。雑誌は売れない。売れるマンガは一部(雑誌ではなく単行本)に集中する。そうなると雑誌の意味が問われることになる。単行本を売ってくれる人気連載は切れない。ますます単行本が50冊を超えるという棚問題が出てくる。意外かもしれないけど物理的スペースは馬鹿にできない。電子化でどうなるか。

編集者の竹熊氏(マンガ学部のようなところで教えている)が能力があってもプロを目指さない人がいるので、これはやばいと思ったとか。わかる人は入ってくる新人の質だとわかる。

何本もヒット作がある江川達也が言っていたが、背景は金がかかる。これはブラックジャックによろしくの作者が実作で示していたが、単価が安くなるとどこかを手抜きしないとならなくなる。最初に削るのが大コマの背景だった。というより背景を描かないようにコマを小さくしていた。

マンガ単行本の売り上げは一定で、出版点数は倍くらいになっていたのでトータルで半減というのが実情だと思う。これは売り上げ減を数で補おうとしている。本全体で一日100冊か200冊の新刊本が出ていた。今はどうなっているかはわからないけど。

重版未定
河出書房新社  著者:川崎昌平  価格:1,080円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

2017年10月19日 (木曜日)

ブランド品は洗濯しない 庶民は着るべからず

シャネルは洗濯しないそうだ。つまり一回限りの可能性がある。

何かの記事で、西洋の金持ちは一回しか着ない服をオーダーメイドで作って、それを着てパーティーに行くらしい。一着が車一台のお値段。

ハイヒールも歩くための靴ではない。女性の足を美しく見せるものである。みたいなものか。

贅沢は資本主義であるといったのは「恋愛と贅沢と資本主義」の本だったな。または蜂の寓話。「有閑階級の理論」か。

恋愛と贅沢と資本主義 (講談社学術文庫)
講談社  著者:ヴェルナー・ゾンバルト  価格:1,242円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

有閑階級の理論 増補新訂版 (講談社学術文庫)
講談社  著者:ソースティン・ヴェブレン  価格:1,382円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

2017年10月12日 (木曜日)

笑いと嘲笑い とんねるずを倒せなかったテレビの老人化

笑いは馬鹿にする。嘲笑いは批評する。

とんねるずの保毛尾田保毛男が炎上している。ホモの取り扱いが80年代と変わってきた。当時もその界隈ではかなり非難があったらしい。

問題なのは日本のお笑いが批評的ではないことかな。ジョークはその国の文脈を表すけど、日本はあまりインテリよりじゃない。少なくともテレビでは。

ぼけ老人ネタ、禿ネタが使えなくなるという話は現実味があって、つまりLGBTだけを特別扱いするのはおかしいという論理が出てくるはずです。これは正しいです。

フジテレビの凋落はとんねるずのお笑いが通じなくなったのと同じ文脈を感じます。

権威になると自滅する

とんねるずが偉そうに振る舞うのは、もともとは「立場の弱い人間が開き直って虚勢を張る」という意味合いが強かった。金も学歴も芸も才能も下積みもないとんねるずは、本来ならば芸能界に立ち入ることを許されない「持たざる者」だった。そんな彼らが、ひょんなことからチャンスをつかみ、芸能界で名を成していくのは、同時代の若者にとってこの上なく痛快なことだった。

「保毛尾田保毛男」論争 とんねるず流の時代遅れ

とんねるずに限らずテレビのお笑いは素人臭さと上岡龍太郎が述べている。 ビートたけしのすごさ。ダウンタウン松本の立ち位置。芸人が大人になったときの難しさですね。いつまでも馬鹿はやってられない。馬鹿をやめれば芸人が終わる。芸人がMCになるのはそういったことだと思う。いわゆる管理職的なポジションに行く。今、MCでやっているのは、さんま、ダウンタウン、東野幸治、千原、おぎやはぎ、バナナマン、有吉で、全員2000年以前デビューの40代以上。テレビは30代以下は見ていない。

ここのブログがとんねるず的な笑いを批評していてそうなんだと思った。曰く、80年代的のり。軽チャーの申し子なんだろうね。とんねるずは。

http://h.hatena.ne.jp/lisagasu/316623163035337899

とんねるずというお笑い世代を倒せなかったのはテレビが若い視聴者を引きつけなかったからだと思う。経歴をみるといくつかの冠番組が終了しているので倒しきれなかったというのが正しいのかもしれない。

TVは視聴者の年齢で肝である。あと女性。かつて島田紳助が言っていた同世代を笑わせよは至言で、お笑い芸人が売れないのは同性代(の男性)がテレビの前にいないからだと思う。

そうするとどうなるかというと、テレビが高齢化するのである。

80年代ノリが内海課長なんだろうなあ。

機動警察パトレイバー (1) (小学館文庫)
小学館  著者:ゆうき まさみ  価格:627円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

2017年10月10日 (火曜日)

今年のノーベル経済学賞は行動経済学

ノーベル経済学賞に米の大学教授 リチャード・セイラー氏

行動経済学の受賞は二度目だと思います。

最初は2002年のダニエル・カーネマン。

その著書。

ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
早川書房  著者:ダニエル・カーネマン  価格:879円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

今回受賞した人

行動経済学の逆襲
早川書房  著者:リチャード・セイラー  価格:3,024円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

両方の人の話。行動経済学誕生の物語

かくて行動経済学は生まれり
文藝春秋  著者:マイケル ルイス  価格:1,944円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

順番は最後の本は最後で良いと思います。他の二冊はお好みで。新書で行動経済学をまとめている本もあります。

2017年10月 3日 (火曜日)

ラスベガス銃乱射事件とテキサスタワー乱射事件

<ラスベガス銃乱射>警察「米史上最悪の死者数」

米西部ネバダ州ラスベガスで1日午後10時8分(日本時間2日午後2時8分)ごろ、中心部のホテルから隣接するコンサート会場を狙った銃撃があり、地元警察は2日朝、聴衆ら58人が死亡、515人が負傷したと発表した。容疑者は男1人で、発砲していたホテル内の客室に警官が突入した時点で自殺していた。警察は「銃乱射事件としては米史上最悪の死者数」としている。

この事件で思い出したのが1966年の事件。塔の上から乱射したテキサスタワー事件です。

テキサスタワー乱射事件

元海兵隊員で大学院生が起こした事件で、この後いろいろなドラマに引用されることになります。

2017年9月27日 (水曜日)

小選挙区制と手のひら返し

アンチ安部政権のためのため。

解散権の肥大化、見通せず 小選挙区推進した学者の悔恨

この話は研究者から本も出ている。小選挙区制になって何ができるようになったかというと、首相のリーダーシップを発揮することである。そのための権限が首相に集中した。

理由は単純で首相というか自民党総裁の権限が強くなったから。それは選挙の権限である。

小選挙区は一人しか当選しないゆえに自民党の公認が必要になる。中選挙区制(制度的には大選挙区)では二人が立てたので片方はアンチ安部でもよかった。しかし小選挙区は一人区なのでそれはまず難しい。さらに政治資金規正法と政党助成金で金を党の本部に握られている。だからアンチの生きる場所はない。これによってマスコミが叩いた派閥政治は終わったのだが、党内野党がいなくなってしまった。

一番の問題は選挙の顔である。党を選ぶ仕組みなので党首の顔が売れてないとだめなのである。人気がないとそもそも選挙の顔になれない。だから売れているうちは一国一城の主たる国会議員でも従うのである。

90年代に始まった政治改革は民主党への政権交代をもたらした。しかし民主党は自滅して、また自民党にお鉢が回ってきてしまった。民主党がうまく政権を乗りこなせなかったことですね。必要なのは経済対策で他はおまけ。

参考文献

首相支配-日本政治の変貌 (中公新書)
中央公論新社  著者:竹中 治堅  価格:9,314円 

amazon.co.jpのカスタマーレビューを見る
powered by amalink

2017年9月13日 (水曜日)

一番わかりやすいチケット詐欺誤認逮捕事件の関係図

https://gist.github.com/shunirr/2bd6a5a00b966e1e534b443790c68eda

たぶんこれ以上の図解はないと思います。一読で理解は無理かもしれない。登場人物と行動が複雑。テレビドラマの脚本家は凄い制約と戦っている。

より以前の記事一覧

2018年2月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28      

おすすめ

  • 高齢者向けテレビ用スピーカー

おすすめ(amazonウィジェット)

暇つぶし(アマゾン)

音楽

  • 癒しの音楽
  • 聞き疲れしないスピーカー

    音は良いのですが製品としての質が良くない。

    外付けサウンド(USB接続)

    ヘッドフォン端子の質があまり良くない。

    一万円前後のUSBオーディオ入門機

amazonウィジェット

  • 乾電池で動くデジカメ
無料ブログはココログ

Google Analytics




アクセスカウンター

  • 3カウンター