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2016年9月19日 (月曜日)

怪獣映画の弱点は誰が怪獣を倒すか

たぶん書くのは三回目くらい

シンゴジラが君の名はに負けたそうですが、海外で上映が始まっています。

怪獣映画の弱点というのがありまして、それは誰が怪獣を倒すのかというところです。一種の災害なので対策は国レベルになります。そうなると主人公は誰になるかというと特別な人になってしまいます。これは感情移入を阻害する要因になります。つまり、私ではない誰かになってしまうのです。そのため恋愛要素とか子供とか、観客が仮託できる要素を入れます。実際入れようとしたと東宝の人がインタビューで答えていました。

今回のシンゴジラは日本人あるある要素を固めて入れてきました。ですから日本人ならわかるのです。共感できる要素をぶち込んでいます。馴染みの要素、地理的にああ東京が死んでいくとか、自衛隊の制度的縛り、法的縛り故に会議とかあるあるネタです。コピー機(実際は複合機)を並べるシーンは役所ではあるあるネタだと言います。繁文縟礼(はんぶんじょくれい)と揶揄されるくらい紙で動きます。

この反対は世界を小さくした場合です。一個人が倒す意味があります。ホラー映画がそれで、基本的に警察は出てきません。出てきてもスルーされる=恐怖感を煽るという構造になるだけです。さらにアメリカに輸出されたリングは子供と母親というわかりやすいところをついていました。心霊ホラーという日本特有性があっても受ける要素の窓口はかなり広かったのだと思います。ハリウッド映画が馬鹿にされる要因に友情恋愛親子愛を必ず入れてくるところです。これは完全に売れる要素だとわかる気がします。それが一切ないのがシンゴジラです。ですから世界で売れるということはあり得ないのです。1954年版のゴジラもアメリカで理解されるまで50年以上かかりました。アメリカ公開時は再編集版です。

海外で受けるためには文化的要素を後ろにやって人類的要素、普遍的な物を置くしかないということなんだと思います。それならハリウッド映画でいいじゃんということになってします。予算が一桁以上違うので勝負にならない。

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