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2016年6月20日 (月曜日)

『重版出来』視聴率事件から見る数字の「誤用」とその視点はマニアです問題

重版出来で視聴率を巡る話。

言っていいることはかねがね同意。ただしそれはプロの見方。これを忘れると素人に怒り爆発になる。よくあるからね。テレビがそれを増幅しかねないのが怖いところだがそれは今回関係が無い。苦虫を噛み潰しながら。

視聴率はアマチュアからしたらわかりやすい数字なんですよ。誰でもわかる。数字はこれほど便利な物は無い。ただし扱い方を知っている人はいない。

視聴率はリアルタイム視聴を計測している。録画視聴率があるじゃないかという声があるが、録画したらCMはまず飛ばすでしょ? 以前某電機がCMを自動で飛ばす録画機を作ったことがあったが、その後扱いがうやむやになったらしい。VHS時代です。やっぱり業界にとって厄災らしい。テレビ放送はL字型のCMは出せない。これは放送法の規定らしい。一体性が求められると以前話題になった。

どんなドラマでもお金がかかるので、その金をどこから引っ張ってくるか。わかりやすいのがスポンサー。スポンサーが気にするのが視聴率。良い番組だと視聴率より企業イメージとしてCMを出すことがある。企業の文化事業みたいな感じ(メセナ)。放送内CMは微妙でサザエさんの東芝冷蔵庫があるが他はかなり気を使っているのではないだろうか。

もし視聴率を気にしないなら有料チャンネルしか無い。有名なのだとハウスオブカード。ネタが危険でスポンサーを気にしないドラマになっているとのこと。または深夜アニメのようにお金を払って(?)枠を買って円盤を売るしか無い。映像そのものが巨大なCM。最近のアニメはパチンコ屋がスポンサーになっている。

評判が良くても売り上げが立たない限り続けられないのでね。シリーズ物というよりその枠自体の話。いわゆる月9みたいな枠。時代劇はすでに無くなっている。

どんなに良い物でも世間的に知られてない物なんてたくさんある。ヒットした踊る大捜査線があるが、あれは見る人が見ればパトレイバーだななんてわかる。週刊サンデー連載の原作でアニメ化された。というかメディアミックス作品。ベイブリッジが吹っ飛んだのが映画版(の二作目)。だけど知名度は踊るの方がある。警察物で尚且つ人情を使わず、組織論を前面に出した系譜はたぶんパトレイバーが最初(ヒットした中で)。

ドラマの話に戻す。

ドラマで役者以外で見ている人はマニアだ。普通は役者で見る。だから役者が前面に出るのは当たり前だし、当てると役者はスターの階段を上る。渡辺謙は伊達政宗役でスターになったそうだ。外れればもちろん役者に被弾する。一般の世界はここまで。さらに進むにはマニアになる。世界の亀山モデルで笑えるのはマニアです。詳しくはぐぐってね。

役者叩きになるのは役者もそうだけどその後ろにいる大人たちへのメッセージ。ごり押しした場合、反応する。もちろん事務所やプロデューサーへの照射(だよね?)

ひどいのが進撃の巨人実写映画版だそうだけど、あれを見ると監督と役者=事務所の関係性が見えてくると某氏が述べられていた。役者にとっていい絵を取るために映画が犠牲になっただろうということらしい。ヤマトもキムタクがキムタクとしてキムタクを演じていることを非難された。ちなみにNHKドラマ「真田丸」は三谷幸喜が演技をコントロールしているので絶賛だとか。特に茶々の演技。

究極的には映画(テレビドラマ)は誰のものかと言う話になる。脚本?監督?プロデューサー?スポンサー?事務所?制作委員会?

ちなみに脚本の善し悪しを批評する人間はかなりのマニアです。脚本の構成どうのこうの言えるには自分で書けるくらいじゃないと言えないと思います。書かなくても基本がわかってないと言えないから。だから脚本が悪い=印象論は言えるけどそれ以上は言える人は少ないはずなので脚本家に被弾することは滅多に無いかと思われます。

それから脚本が現場で変わったり編集で変わったりするので脚本家が悪いと言えるかは微妙なときがあるそうです。確かカサブランカがそんな作品だったとか。「君の瞳に乾杯」という台詞は誰が書いたか不明(脚本家が数人いる)か、役者が提案したかのどちらかだったと思います。ちなみにこの台詞は名和訳です。

役者叩きは事務所叩きだと思いますよ。吹き替えだとタレントと映画会社に文句が行きます。あれもただで宣伝してくれるからというのがあるそうですが。一番のネックは金がかけられないことかな。

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吹き替えがひどいようで。

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