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2016年4月 3日 (日曜日)

古舘伊知郎の誤解とテレビの黄昏

副題:マスコミに対するネット上の検証報道

または停波には文句を言うが、電波利権には何も言わない報道姿勢。

古舘伊知郎さん「色々な発言できなくなりつつある空気がある」 最後の「報ステ」で熱弁

テレビは二項対立が最もよい形式で、米ソ冷戦、戦争と平和みたいなわかりやすい論題だと威力を発揮する。問題は複雑で四項対立になった時、テレビは適応できない。これはテレビが悪いのではく、機能に制約があることである。

古館さん自身が悪いわけでも無く、かなりの勉強家で新聞は数紙通読し視聴者からのメールは読んでいると吉田豪のインタビューに載っていたと思う。ただ彼が不幸なのは時代が20世紀じゃなかったことである。テレビは検証するものから検証されるものへ変わったのである。

まず間違いをネットの人たちが検証できるようになったこと。メディアの答え合わせが出来る。これが一方的な報道に対するカウンターになったこと。一方的なとは一部の人の感想であるが、多様性がネットによって確保されるようになったことだと思う。一次資料やマニアが発言できるようになった。

ある事件でテレビでは映像だけだけど、マニアがその映像を見て戦慄したという事件がある。知っている者は地下にたくさんいて、メディアという地上に出ていない。メディアの人は、マニアという地雷を知らず知らずに踏みに行く。そして爆発する。さらにノイズという問題がある。煽り方はメディアに学んでしまったのである。

最大の問題が彼の能力ではなく、感性のずれだと私は思っている。これはフジテレビも同じ病を抱えている。ここでの感性は左翼の時代が終わり右翼の時代が来たことである。正確には左翼は本当はサヨクと表す。よく右傾化というが今まで左傾化していた、という立ち位置がわかるかどうかで、その感性があるかどうかが確認できる。牧歌的なサヨクからリアルな右翼に時代が動いたのである。

以前ある本が時代で読み方が違うという話を聞いた。それは古い本で、出版当時は右翼的と批判されたようである。古館さんがいう空気はここにもある。かつては軍事的なことは自由に言えなかった。ただ古い人が大好きな左翼的な空気である。その後この本は左翼的だという評価になったそうだ。本は固定されている文字である。読み手の環境が変わったのである。

最後に彼自身が言わなければならなかったのは、報道村である。原発村を批判しつつ、自分のいる報道村を見ないふりをしていたのである。もちろんインサイダーなので批判は出来ないことは十分理解できる。クロスオーナーシップ制度ってなに?記者クラブとは? 問題はメディア批判が出来ないことである。サイゾーはそれをやっているそうです。

彼が感じだ空気は、メディア批判である。好き勝手なことを言って、影響を与え、責任を取らない報道姿勢が問われたのである。例の朝日新聞を巡る批判はこれである(慰安婦だけではなくプロメテウスや吉田調書などの原発を巡るものも)。いかにしてサヨクマスコミは間違ったのか。これが問えるようになったのである。

メディアの王は死ねない体である。しかし今は市民革命前夜である。死ねない体は市民からの攻撃に常に晒される。停波はテレビに死を与えてくれる福音である。

報道をやって気がついたことがあるようで、一言で言えば玉虫色は良い色。

「テレビ局としても、放送する側としても、誰かを傷つけちゃいけないということも含めて、二重三重の『言葉の損害保険』をかけなくてはいけない」と説明。

これは役所の文章を読めばあの不明さを考える資料になる。

最後にマスコミが作った犯罪を紹介したい。これは当時誰もが極悪にと認識した人の話である。認識を作ったのは報道(メディア)である。

安部英医師「薬害エイズ」事件の真実
現代人文社  著者:武藤 春光,弘中 惇一郎 

 

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報道とはこれのことである。

ちなみにこの事件当時、テレ朝の報道番組は「ニュースステーション」(1985~2004)である。さてどんな報道がなされていたのかな。

次に来そうなのが子宮頸がんとワクチンかな。

安全という幻想: エイズ騒動から学ぶ
聖学院大学出版会  著者:郡司 篤晃  価格:2,160円 

 

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最後に政府=権力批判は娯楽であり、それがメディア=権力批判になって娯楽化したことに耐えうるかどうか。問題の本質を外した議論、例えば年金は長寿が原因かなという視点で報道したらどうなるか見てみたいですね。やっぱり糞が飛んでくるだろうなあ。現場レベルで了解できても外に出すのは憚れるという類いの話はいっぱいある。マスコミを真似た批判というより非難はこれからも続く。

電波利権 (新潮新書)
新潮社  著者:池田 信夫 

 

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