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2011年12月10日 (土曜日)

中高一貫校は学力を上げるか?

“入りやすくて学力が伸びる”中高一貫校 トップテンを紹介

これは、“入学偏差値”(中学入学時に必要な偏差値)と“卒業偏差値”(高校卒業時の偏差値)の差を“学力上昇ポイント”とし、そのポイントが高い順にランキングしたもの。ポイントが高いほど、入学後の中高6年間での学力の伸びが期待できる。安田さんは、学力上昇ポイントは学校選びの目安になると語る。

中高一貫校の偏差値と大学の偏差値を単純に比較することに違和感がある。そもそも中学受験をする生徒の質は高い。中高一貫校の「底辺」でも大学進学時にそれなりに高くなるのは当然である。私立中への進学率は十数%。 東京都の平均20%くらい。(http://d.hatena.ne.jp/ORION/20080331/p1

ここで学力の高い層が私立中に進学している仮定する。例えば進学率10%だと学力上位10%が私立中に進学しているとする。進学率16%(=上位16%)だと偏差値は60以上、30%(=上位30%)だと偏差値55以上の子供達が私立中に入学していくことになる。

上位30%はほぼ勉強の出来る子供達の集団である。だから大学への進学実績もそれなりにあることになる。御三家と言われるところ以外は普通の進学校(の高校)と同じくらいになるのではないか。上位陣が中学段階で中高一貫の私立校に取られているので、公立の進学校のレベルは落ちる可能性がある。

教育経済学といっていいのか、その系統の研究結果を示す。

まず結論

大学の合格実績(偏差値)は入学前の学力(偏差値)に大きく左右される。つまり中高一貫校の偏差値と進学先大学の偏差値に相関関係がある。

首都圏関西などを対象にした入学と進学の分析。とどのつまり学校の教育効果です。

http://www.econ.kobe-u.ac.jp/doc/seminar/DP/files/0817.pdf

関西のある大学生の卒論(指導は上の論文を書いた人)。ほぼ同様の結果。明確な差は入学偏差値である。

http://www.econ.kobe-u.ac.jp/doc/rokko/shoureisho/files/06best.pdf

これは進学校の限られた世界の話であって、中位から下は教育の効果はあるらしい。

教育を経済学で考える
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首都圏における住民の大学進学率

http://kishibaru.cocolog-nifty.com/blog/gakureki_shutoken_mr.html

関西圏

http://kishibaru.cocolog-nifty.com/blog/gakureki_kinki_mr.html

学力と階層 教育の綻びをどう修正するか
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