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2011年3月28日 (月曜日)

日本の誰が駄目なのか 保安院が予測していた炉心溶融

炉心溶融を震災当日予測 応急措置まで半日も

保安院が、震災当日の11日夜、東京電力福島第1原発事故に関して、3時間以内の「炉心溶融」を予測していたことが27日、分かった。また翌12日未明には放射性ヨウ素や高いレベルの放射線を検出、原子炉の圧力を低下させる応急措置をとる方針が決まったが、実現するまでに半日も要した。

やっぱりこういう感じだったのか。

昔、総力戦研究所というのがあった。太平洋戦争前にアメリカとの戦いをシミュレーションし、結果ボロ負けになると結論づけた。しかし、戦争は始まってしまった。

この研究所に集まったのは官民のエリート達である。彼らが行ったシミュレーションの精度はかなり高かったことが、本当の戦争によって証明されていく。

日本のエリート達は優秀である。ただしその優秀さが生かされることはなく破局を迎える。
また今回もそれを証明することになった。

総力戦研究所の話は以下の本でどうぞ。

昭和16年夏の敗戦 (中公文庫) 昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)

著者:猪瀬 直樹
販売元:中央公論新社
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原発事故の初動判断のミスに関して2つ記事が。共同通信→http://p.tl/2R4e は菅首相の3/12の現地視察が原因としてダイヤモンド(&文春)→http://p.tl/m6M7 は東電の悠長な対応が原因と指摘。どちらもソースは「政府関係者」。ぜひ両方併せて読んでください。
http://twitter.com/tsuda/status/52158861183954944

ダイアモンドの記事は、現場ほど正確に把握して本部は悠長に構えており(事態の深刻さを見誤り)、結果決断が遅れた。

情報は離れるほど鮮度と密度が落ちる。そこを計算して補正しないと、つまり原子炉を廃炉にする東電にとって最悪の事態に備えた決断まで必要なら、社長自ら出向いて情報収集に当たらないとならない。一つ3000億円の機械を現場の所長クラスがどうするか決められない。

判断できない人(権限のない人)に判断をさせてはいけない。

社長が出てこないで広報が説明しても限界がある。彼らは肩書き、すなわち広報部としての限界がある。だからその上に立つ肩書きを持つ人でないとすべてを出せない。

こちらは情報将校のお話。

大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇 (文春文庫) 大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇 (文春文庫)

著者:堀 栄三
販売元:文藝春秋
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政治家は出身が大事というお話。下線は筆者。

今週一番読み応えがあったのは「週刊文春」。「大震災は天罰」発言した石原慎太郎都知事インタビューはいかがかと思ったが、「菅総理はさかんに現地視察に行きたがっているが、市民運動家というのは、やはりご用聞きなんですな。『何かお困りのことはありませんか』と町内を回るだけで、大所高所からのリーダーシップや構想力を持ち合わせていない」という菅批判はさすがである。

福島で今こんな事が起きている!「週刊文春」青沼陽一郎の現地ルポ出色

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