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2008年6月16日 (月曜日)

たった一人の暴力革命 秋葉原通り魔事件10

生き甲斐という嘘を信じられなくなったものは発狂する。

特異な動機形成、明らかに  ネットが唯一の「居場所」

 「携帯は生活の一部」と話す加藤容疑者の携帯電話サイトには、供述を裏付けるおびただしい書き込みがあった。2月以降だけで5000件に上り、捜査本部は動機解明に欠かせない資料としてサイトのシステムを開発した会社にも協力を依頼、全量入手と分析に全力を挙げる。

近代は、農村共同体から会社共同体となった。しかし派遣は所詮外部の人間。共同体には加われない。よって孤独感、疎外感が生まれる。こういうことがわからないと事件は解明できないできない。日本では頑張っても報われない人間(奴隷)をどう扱うかの研究がなされていないね。頑張って全力で崖に突進していることに嫌でも気づく。未来が見えるのはきついもんだよ。

ちなみに労働人口6000万人中三分の一の2000万人は非正規雇用です。時限爆弾か地雷かはわからないが燃料はある。後は発火源だけ。残された唯一の共同体である家族をもてない人(モテない)が増えている。30代の未婚率は40%。これが少子化に拍車をかけている。ちなみに結婚すれば平均2人は生んでいる。

Bewilderment in Tokyo after attack

で、一人レボリューションなわけだが、

米国憲法には抵抗権というものがある(元になったのは市民政府論 (岩波文庫)統治論 (中公クラシックス W 49) のロック思想)。だからこそ、その政府に対抗するために武器を持つ権利がある。全米ライフル協会が強いのもわかる気がする。でも、最新鋭の兵器に民間仕様の武器で戦えるのかな?

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追記:言いたかったことのまとめ的な文章を、激マルで発見したので貼り付けておく。長いので後半はリンク先(マル激トーク・オン・ディマンド更新しました。ゲスト:東浩記氏)を読んでね。

今回の事件について東浩紀氏は、「おきるべくしておきた」と語り、この事件の背景には、若者の怒りと不満が爆発寸前まで蓄積している現状があるとの見方を示す。実際、加藤容疑者自身が、犯行直前まで続けていた携帯電話の掲示板への書き込みを見れば、彼が派遣社員としていつクビを切られるかもしれない身分に強い不安を覚え、社会に対してもやりどころのない不満を募らせていたことが、容易に推察できる。

 東氏は、実際にこのような事件が起きるはるか以前から、いわゆるロストジェネレーションと呼ばれる20〜30代の若者たちに、不満や怒りがたまっていることは目に見えて明らかだったと指摘する。だが、昨年、論壇誌で「希望は戦争」と語った赤木智浩氏が、社会からある種の驚きを持って迎えられたように、彼らの怒りのメッセージはマスコミに無視され、社会には届かず、政治にも反映されてこなかった。また、彼ら自身も、投票による行動やデモなどの政治行動が、彼らの状況を改善するとは到底期待できないと感じていた。政治的な表現の場を失った彼らが、怒りや不満を社会に訴える手段として、ネット掲示板があり、そしてその究極の形としてこのような凶行を選んだと考える方が、今回の事件はより正確に理解できるのではないか。それゆえに、東氏は今回の凶行を「テロ」と呼ぶべきだと言う。事実、ネット上では、加藤容疑者の犯行そのものは断罪しつつも、彼の置かれた境遇については、共感の声が多く寄せられているという。

中略

 あくまでここまで開示された情報を元に判断するしかないが、加藤容疑者のゲームやネット、携帯とのつながりは、現代の若者としては何ら特別なものは窺えない、標準的なものだった。むしろ加藤容疑者の発言を追うと、彼には、携帯サイトに書き込む以外の外界とのコミュニケーションがほとんど存在しない、絶望的な孤独状態にあったことが推察される。東氏は、コミュニケーションが苦手で仮想現実に耽溺していると非難されるオタクたちの方が、むしろ安全であり、今回の事件では、そういう代替物すら持たない状況にある多くの若者を、いかに社会が包摂するかを考えるべきだと指摘する。

例の赤木論文『希望は戦争』が納められている本。

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秋葉原・西成・東北地震。蒼天已死か? 昔なら改元。

【大阪】「釜ヶ崎地域合同労働組合」のメンバーら約200人、西成署前で騒動 7人逮捕、警察官にも怪我人 西成署「暴力の事実はない」★2

678 :名無しさん@全板トナメ参戦中:2008/06/15(日) 23:11:26 ID:VeIhvpR30
>>675
富の再配分を行うのが本来の政治の役割なんだけどね。

経済に寄生したちっぽけな精神の政府、経済を政治で律することができない政府、というのも存在する訳で、その場合は再配分どころか格差の固定化に突き進む訳だ。

こういう場合、民主的な方法だけで本来の政治の「あるべき姿」に戻せるか否か、疑問が残るね。( ´ー`) y-~~

必読書はアリストテレスの政治学。日本の政治が駄目になったのは貴族院を廃止したこと。アリストテレス曰く、混合政体(元老院と民衆院)が一番だそうだ。互いに抑制と均衡をとる。貴族院は寡頭制へ、民衆院は衆愚政治へと行くので、互いに牽制しあってそれを防ぐ。(確かこんなことを書いていたはず。記憶が他の記憶と混じってなければ)ギリシアは全ての政治制度をやったそうだから色々学ぶべきことはある。

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岩波版が在庫切れ。高いのしかない。

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今回は大阪の西成暴動2008。テレビは地震の方がメインになってこちらはサブ扱いというか見ていない気がする。情報統制かそれとも現地に怖くて入れないのか。YouTubeに昔の動画が上がっているので昭和の香りを嗅ぎたい平成生まれはどうぞ御覧ください。

日本では「よく生きること」ができるか?

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たった一人の『ああ無情』『 レ・ミゼラブル』。

Book レ・ミゼラブル (1) (新潮文庫)

著者:ユゴー,佐藤 朔
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